各種資格を持つことで、活躍出来る場が増えます。
技能や知識を一定の基準で検定し、厚生労働省が公的に証明する制度です。また、国土交通省は、官庁営繕工事(国の行政機関の建物の工事)において、1 級技能士の常駐を義務付ける1 級技能士常駐制度を設けています。
技能検定とは、職業能力開発促進法に基づき、受験者が持っている技能や知識を 一定の基準によって検定し、公証する試験で、そのことにより皆さんの技能がいっ そう磨かれ、また皆さんの社会的・経済的地位の向上を図ることを目的とした国家 資格制度です。
鉄筋技能士検定は、「鉄筋組み立て作業」と「鉄筋施工図作成作業」の2作業に区分され、どちらの 作業にも「1級」と「2級」があり、受験者が経験年数に応じて選択して受検します。
また、それぞれ学科試験と実技試験とによって実施されます。
技能検定に合格した人は、1級は厚生労働大臣の、2級は東京都知事の合格書 と 技能士章が交付され、職業能力開発促進法に基づき「鉄筋技能士」と称することができます。
2級 | 実務経験のみで 2年 |
1級 | 実務経験のみで 7年 又は、2級合格後実務経験 2年 |
但し、検定種目と同一の職業訓練、専門の学校を卒業の場合は短縮の制度があります
※下の表を参照してください
鉄筋組立て作業
2級 | 曲げ加工した鉄筋を使用し、図面及び仕様に従い、基礎・柱・基礎梁の取合い部の鉄筋の組立を行う。基礎梁には2段筋はない。 (作業時間 標準時間1時間20分 延長時間20分) |
1級 | 2級の課題と同じ形に、基礎梁4台に上下筋とも2段筋が加わる。 (作業時間 標準時間1時間40分 延長時間30分) |
国土交通大臣の登録を受けた登録基幹技能者講習(講義と試験から構成。(社)全国鉄筋工事業協会が実施)の修了(合格)が必要です。建設現場の施工のキーマンとしての活躍が期待されています。
基幹技能者制度は、平成20年4月1日より、建設業法の改正により国土交通大臣登録制度となりました。
■平成22年2月22日現在
関西鉄筋工業協同組合会員企業の登録鉄筋基幹技能者数は、144名です。
鉄筋基幹技能者とは、現場で働く鉄筋技 能者を束ね、指示指導しながら「鉄筋工事の 責任施工」を実施する熟練技能者で、上級 職長に位置づけられる、文字通り技能者の最高峰に立つ大変有能な鉄筋技能者です。
この資格は、国土交通省が建設業構造改善事業の一環として作成した「基幹技能者 の確保・育成・活用に関する基本指針」に基 づいて(社)全国鉄筋工事業協会が認定する 国土交通省の登録資格です。
現在、この資格制度を取り入れている業種は、 鉄筋をはじめ21職種になっております。
鉄筋基幹技能者の認定は、次の4項目の受講資格を有するものが、全鉄筋が主催する3日間~4日間の認定講習会を受講し、修了試 験に合格したものに与えられます。
(1)技能検定制度の1級鉄筋技能士に合格09:00~12:00 | 13:00~17:00 | |
第1日 | 開校式・基幹技能者概論・原価管理 | 建設概論・関係仕様・法規等 |
第2日 | 品質管理 | 施工管理(設計者から見た配筋) |
第3日 | 安全・衛生・環境管理 新工法・工法改善事例研究 | 修了試験・業界幹部講話・終了式 |
国土交通大臣が実施する技術検定です。施工管理技士となると、建設業法で定められている建設現場に配置する"主任技術者" や"監理技術者" になることができます。
職長・安全衛生責任者教育の受講が必要です。
つり上げ荷重が1 ㌧以上のクレーンや移動式クレーンを用いる場合には技能講習の修了が必要です。
技能講習の修了が必要です。
つり上げ荷重が5t以上のクレーンの運転には免許が、5t未満は特別教育の受講が必要です
作業床の高さが10m以上の高所作業車の場合は技能 講習の修了が、10m未満は特別教育の受講がそれぞれ必要です。
アーク溶接特別教育の受講が必要です。