開催校の風景

京都府立農芸高等学校

2012年7月13日 参加 農業土木系3年生12名、同2年生2名

関西鉄筋工業協同組合(岩田正吾理事長)は 7 月 13 日、京都市南丹市園部町の京都府立 農芸高等学校で出前講座を実施しました。同校が昨年の建設技術展を通じて組合が出前講 座を行っているのを知り、今年になって「ものづくりの楽しさを体験するとともに、プロ の技術を実際に見て学んでほしい」(山本裕範・進路指導部長)とする同校からの依頼を受 けて実現したもの。当日は環境緑地科農業土木系統の 3 年生 11 人と 2 年生 2 人、そして農 産バイオ科の 3 年生 1 人の合計 14 人が参加し、1 級技能士などプロの職人の指導を受けな がら、鉄筋の組立作業の体験や圧接作業の実演を見学しました。圧接作業は関西圧接業協 同組合の濱野功理事長、浜崎仁副理事長らに協力してもらいました。

開講式で挨拶した岩田理事長は「出前講座は 2 年前から実施していますが、京都では初 めてとなります。きょうはものづくりの楽しさと職人の仕事に対する誇りを感じとってく ださい」と期待を込めました。また、国土交通省から視察に訪れた土地・建設産業局の榎 本健太郎建設市場整備課長も「社会インフラは現場でものを造る人がいてこそ成り立つも の。これからの社会を担っていくのは皆さんであり、今回の講座でものづくりの楽しさと 厳しさを感じてもらい、将来の参考にしてください」と激励しました。国交省からは、同 じく東谷研二労働資材対策室労働係長、建設業振興基金構造改善センター海外協力室人材 育成・研修支援グループの竹内勉室長も視察しました。

この後の講座では、午前中は又野吉史理事がDVDなどを使いながら、鉄筋工事の役割 や建設現場での仕事について説明しました。そして生徒たちは、午後からはガス圧接の実 演を見学するとともに実際の作業も体験し、圧接した鉄筋の引張試験も行われました。続 く鉄筋の 2 級検定モデルと擁壁の組立では、ハッカーを使って真剣な表情で結束作業に取 り組んでいました。講座終了後の閉講式では、生徒代表によるお礼の挨拶に続いて、田中 勲副理事長が「きょうの出前講座の経験を今後の皆さんの進路選択に生かしてください」 と締めくくりました。

受講者の声

  • 講座では初めて知ることが多くあり、非常に勉強になりました。
  • しんどいけれどとてもやりがいがあり、改めてかっこよく憧れの仕事だと思いました。
  • 建物がどのように作られてるのかを知り、実際に鉄筋を組み立てたりして面白かったです。進路選択の参考にもなりました
  • 最初は面白くなさそうだと思っていたが、やってみると面白くて楽しかったです。
  • 圧接も含め普段の授業では出来ない貴重な体験が出来た。
  • 鉄筋の役割や重要性がよく分かった。
  • 講師の教え方がわかりやすく楽しく出来た。


出前講座 最新版パンフレット
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